お菓子がないと生きられないあなたへ
    喜田家&花畑洋菓子のお店ハルエ・グレースから 主人 田口恵美子がお届けします。
Vol13 キタヤ&ハルエグレースから「ちゅうりっぷ通信」

 新年あけましておめでとうございます。
 新しい年が始まりました。2004年という1年をどう楽しく有意義に過ごすか・・・を考え元旦、そしてすでに成人式の行事も終わり、お正月飾りもはずれ、皆様も新しい軌道にのりはじめていらっしゃるころでしょうか?
 今年は、どのようなスタートを切られましたか? あなたさまが、夢いっぱい、健康いっぱい、楽しさいっぱいでありますように、本年も心からお祈りいたします。
 さて、私は今年3月22日で57才となり、焦りを感じながら、お客様のこと、職人さんのこと、店のスタッフのこと、配送スタッフのこと、自分の健康のこと・・・・と、年いっているわりにまだまだの自分を反省する毎日ですが、向上心を忘れず、又あなたさまに喜んでいただける喜田家とハルエグレースになれるよう、頑張りたいと思います。今年も宜しくお願い致します。

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【占い師 細木 数子】

 先日、ある勉強会に行きまして、突然にビデオを観せられたのです。何だとおもいますかァ? マンガの「二宮金次郎」でした。で、ビデオの主旨は、一生懸命でなく一所懸命に智恵をつかって日々励め。そして、ムダなものやことは工夫して倹約せよ。人に奉仕して人の役に立つ人として生きよ、ということでした。
 二宮金次郎は、15〜16才の頃父母を亡くし、小さな兄弟姉妹は親戚にあずけ、向上心と志篤く、世の為人の為に人格を高めながら、極貧でも富を築き、人の為に考えて人生を生きた人の鏡みたいな人ですが、あらためて新年にマンガでみせて頂き、100万円位は私の心がけに役に立ったように反省します。ハイッ。

 で、新年ですのでテレビの話で恐縮ですが、占い番組?みたいなのがありました。占い師は、スケールの大きそうなあの細木数子さんです。皆様もご覧になられたのではないでしょうか? あの威張った感じの堂々とした、しいていえばボスのような細木数子さんのことですが・・・(失礼)。
 で、ちょっと2回テレビで拝見しただけなんですが、けっこうファンになってしまいました! 彼女が大スターとか、女の子のタレントさんとか、ひと目みてピタッと言うんですが。どうピタッというかといいますと、人間の真なるところ、へその下みたいなところを云うんですね。この方は、ただの心霊師ではない。人として立派な人だと思えたのです。

 アメリカから戻ってきた野球の新庄さんにこう云ったんですね。(以降、細木=H 新庄=S)
H「あなた、今年か来年、野球を辞めるね」
S「エッ・・・・・ソーナンですか?」
H「ウン...あなたネェ、やさしいからネェ・・・まわりのこと考えてやめちゃうヨ」
S「あァ・・・そのとおりと思います・・・」
H「でもネ。あなたネ。何やってもうまくいくよ」
S「エッ− でも、何やればいいんですかネ・・」
H「ルポライターとか・・・ 何でも・・・」
S「ホントスッか?」
H「ウン」「お酌しなさい、まわりの人に」
 「そうすれば、何やってもうまくいく」
S「ハイッ、ありがとうございます」

 私は、けっこう20才ごろから占い大好き人間で、人生の道しるべにしてきたように思うんです。20〜57才まで、データみたいに「この占いさんは――変・・」とか「あっ、この占いさん すご−い!」とか遊んでいるんです。そして「占い」で何といわれようと、結局たしかめるように使うというか、迷った時にきっかけにしているというようなことなのですが。
 細木さんは、タレントの女の子にビシッというんですね。「その『じゃ−、どうすればいいんですかァ』っていう態度、おやめなさい。」とか「あなたネェ、今のままじゃネェ、それじゃ幸せになれない。もっとやさしい女になりなさい。」よけいなことは言わずに、核心を言うんですね。

 感動しました。細木さんのように、こんなに勇気があってしっかりと日本中の両親たちが親やっていたら、日本の国もかわっただろう・・・・と。
 そうしまして、翌日ある人にその事を話しましたら、「細木数子さんという方は、大正の哲学者 陽明学の大家 故・安岡正篤(まさひろ)先生に師事していたのよ」と。で、「なるほど・・」と私。人間形成の「芯」みたいなものが“すごい”と、テレビからですが感じました。テレビに出演者募集とテロップが出ていました。私が出たらメチャメチャに云われますね。本当に。
 で、本年も精進致しますので、みなさまよろしくお願い致します。

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海外から新春のお便りが届いています。



キタヤ&ハルエグレース パリ コーディネーター 矢田

 Bonne Annee! パリから、新年おめでとう!
 元旦だけが正月休日で、2日からは平日。「王様のガレット」(アーモンドを使ったパイ)を食べるエピファニーの日で、クリスマス、正月気分は完全に終了です。
 パリは今、セールで街中が燃え上がっています。「行かなきゃソン!」「買わなきゃソン!」と、有名ブティックの前は長い列。日本人観光客らしき女の子達も順番待ち。今年は1月7日から2月7日まで。シャンゼリゼ通りの「モルガン」のレディー店では、午前0時からシャンペンを無料サービスしてセールを開始。30%〜70%引きだそうです(本当???)。今からパリに来てもまだ間に合います。
 (Bonneは良い、Anneeは年、この2語で「新年おめでとう」と言う意味です。)




ロンドンのハルエグレースから

'Hello from London to all Kitaya customers!'
We wish you all a prosperous year.
Here in England, the daylight is still short (8 am sunrise and 4 pm sunset) and we all feel a little down, but once out in a garden seeing trees in bud and crocus and snowdrop leaves peeking their heads above the grass, reminds us spring is approaching. Having experienced the joys of giving lots of presents to family and friends over Christmas, it's time to prepare for the heavy thud of bills landing on the door mat. But at the same time, everyone is feeling anticipation of the vacation we are planning for the summer.
With love from Harue

(和訳)
 キタヤのお客様にロンドンからコンニチハ!
 2004年が皆様にとって、良いお年でありますようお祈り申し上げます。
 さて、ここ英国ではまだまだ日が昇るのが遅く(8時頃)、そして4時頃には日暮れとなり、心がスカッとしませんが、それでも庭に出てみると木々には新芽が出ているし、クローカスやスノードロップ(ゆきのはな)がそろそろ咲き始めているので、春の訪れを感じます。
 家族や友人にクリスマスプレゼントをあげたのは良いけれど、今そのクレジットカードの請求書が送られてきて懐寂しい〜!と同時に、英国に住む人々は夏のホリデー(1週間〜2週間)の計画を立て始め、心ウキウキというところです。

            






             「新春を彩るお菓子たち」

 新年初めてのお茶会「初釜」では、華やぎの席にふさわしいお祝いのお菓子が出されます。
 まず、羽二重餅の中の白味噌あんとごぼうのコンビネーションが独特の味わいの「花びら餅」です。
 この雅なお菓子の歴史はとても古く、宮中の儀式に用いられた一種の菱餅からきたものとされています。長い年月の中で、幾つかの変化をしながら、現代の形のようなお菓子の姿になったようです。このお菓子、全体の姿は梅の花びらを表わしているそうです。
 羽二重餅をヒラリとはがしてみると、楕円形のお餅の上に菱形のピンクのお餅。この紅白のお餅は円満の象徴で、細長いごぼうは押鮎を表現したもの(鮎は年男とも書き、古くから年始に使われます)。
 俵形の白味噌あんは、豊富なたんぱく源で、健康の願いを意味しているそうです。
 また、紅白のお餅は女性を表現、根強いごぼうは男性を表現して、五穀豊穣・家内安全を願う年始のお祝いとも伝えられています。
 随分以前に、この「花びら餅」と初めて出会った時は、とても不思議な特別のお菓子という感じがしましたが、最近では、大小さまざまな花びら餅と出会えるようになり、ふわふわの羽二重餅といろんな味わいの白味噌あんとごぼうを楽しめるようになりました。
 
 続いて、縁起の良い常盤饅頭、千代八千代、笑顔、新春のお花を形どった福寿草、未開紅、水仙餅、松重、椿餅などetc・・・・・・。たくさんのおめでたいお菓子たちは華やぎの中にも、改まった美しさを増して語りかけてくれます。
 さて、今年の新春のお菓子のお楽しみのひとつ、喜田家特製『干支菓子 甲申』は、おさるさんの顔が、しっとりとした抹茶生地に書かれ、さっぱりとした羊羹が合わさって嬉しいお菓子です。ぜひ一度、召上がってみてはいかがでしょうか。
 どうぞ今年も、はんなり朝子のひとりごとをよろしくお願い申し上げます。

                          <はんなり朝子のお正月>




           <永井君代の一月の茶事茶会>

 初釜・・正月に各茶家にて初めて掛ける
      釜、点で初めで、そしてけいこ始
      めです。
      その年の干支やお題にちなんだ
      もの、新春、吉祥のものを取り合
      せた道具立てで行われます。
      拙宅 雙樹庵での初釜は、従来
      通り社中・知友らと初春を祝いま
      す。

 小間・・濃茶席
      掛軸・・・松風
      菓子・・・常盤饅頭(若松に雪がか
           かった姿)
      花・・・・・椿、白梅、衝羽根(つくば
           ね)

 広間・・薄茶席
      掛軸・・・松寿千年翠
      菓子・・・千代結び、松葉
      花・・・・・結び柳、紅白の椿

 懐石・・新春の寿を祝う懐石は、料理も器
      もめでたさを思い、正月の華やぎ、
      賑々しさといった風情を映します。


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 では、皆様 本年も宜しくお願い致します。
平成16年1月1日号
元気で生きる田口 恵美子より

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