お菓子がないと生きられないあなたへ
    喜田家&花畑洋菓子のお店ハルエ・グレースから 主人 田口恵美子がお届けします。
Vol.7 キタヤ&ハルエグレースから「ちゅうりっぷ通信」

 先月は、創業48周年キタヤ前祭(プレフェスタ)くじまつりをご利用下さいまして、誠にありがとうございました。いいもの 当たりましたでしょうか?。
 これから本番でございます。改めてご案内いたします。



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まるで おのぼりさん

 時代におくれちゃなるまいと、4月25日にオープンした「六本木ヒルズ」におのぼりさんで行ってきました。丸ビル、汐留タワーに続いて、森ビルの森さんが、東京にもこの位のなきゃ夢の実現いかんと、上海に負けじと「つくったんかいなァ?」とキョロキョロ行ってきました。
 「不労所得のお金持ちはいいな……」「外人は見にはきませんかァ」そうですよネェ。いろいろな事考えながら、昭和40年みたいに53Fの展望台へも行ってきました(\1,000)。ついでに54Fのギリシャの疑似体験とか1,400円も払って行ってきました。
 エルメスと森ビルの共同企画で、映像と人間の音や影で反応するスイッチで画像がかわるとかで…。「フゥーン?」「まぁ、どうでもいいな」てな具合で、新宿のハイアット54階からより高い視界360℃の日本一眺望ビルということは判りました。でも、なぜかこの先の日本経済のことを考えると、複雑なものがありました。

 その夜、NHKのテレビ「ガイアの夜明け」で、日本橋とか竹橋とか空室のビルが増えて幽霊ビルが多くなっているけども、脱出の道を見つけ出したビルテナント業者の物語をやっていましたネ。そこから学んだことは、「知恵は絞れば出る」ということでしたネ。即ち、ビルが空っぽになったまま、借り手を探そうとしても次から次へとかっこいいロケーションへ移っていってしまうのだけれども、発想をかえてビルも中身を手入れして、借り手の好きなように内装をしてあげて、区切りも自由に許可して、出ていくときも現状復帰しなくていいとか発想をかえると、借り手が行列ができて、これは今までになかった発想だったとかで・・・。
 自分のことに置き換えても、こうしていつもいる自分の場所から違う空間へ身を置き換えると、もう少しおもしろい発想の人間になれるでしょうか...?

 それで、帰りに西麻布の交差点で一見(イチゲンさんは)入れないような大きな数寄屋造りの庭園付きの建物に「何?あれは?」と...。「とても とても 混んでいる...」。ということで、中華料理をよそで済ませ、歩いて又通ってみますと、階段を登れるほどでしたので、「何かしら?」と
 興味本位でズカズカと中まで入ってみました。先日の八王子の「千と千尋」みたい?のような・・・?「アラッ――、マァ――、フッフッフッ、ワッハッハッ」。ご存知の方はたくさんいらっしゃるかもですが、私はとにかく「ワァ…ッ!」と又でした。
 外のイメージとは全然違って、というか1Fと2Fと3Fがありまして(1Fと2Fは吹き抜け)、それぞれまた全然違っていて・・・、まあ...全部アリ・・・なんですネ。そう、炉端風あり、バーあり、民芸木材家屋あり、神社の石クサリの塀あり、神社の石段あり、大正ロマン風のカフェ風あり、昔の台所の板の間風あり、粉引きうすあり、どこにすわってもOK。そしてお手洗は、昔の小学校の運動場の水のみ場風手洗いで古材でできており......日本人って、これって心休まっちゃうんですね。好きなものいっぱいの“居酒屋 権八”でした。「もうない」かと思って2Fから3Fをみると、またガラッとかわって和風中庭と回廊付き大正ロマンのお室と純和室。外人さんが好きそう――な3Fの“すしの権八”。
 時代がこうやって少しずつシフトして、やったことは過去になっていく・・・だから、私などはよ――く勉強しませんと、皆様に喜んでもらえるお店はどんなものかがわからなくなってしまう。

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平成15年6月1日号
元気で生きる田口 恵美子より

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