お菓子がないと生きられないあなたへ
    喜田家&花畑洋菓子のお店ハルエ・グレースから 主人 田口恵美子がお届けします。
Vol9 キタヤ&ハルエグレースから「ちゅうりっぷ通信」

 暑さ寒さも彼岸まで・・・9月になってやっとちっとばかり夏らしい暑さに、蝉の声もゆだるような温度の日も、なんとなく嬉しくこらえて夏の余韻をむさぼり味わっていらっしゃるのではないでしょうか。たまに驚くような気持ちの良い涼風が窓から吹いてきて「幸せ――!」なんて思いますね。

【太りすぎへの警告!! 下肢静脈溜】
 で、私 田口恵美子はこの頃どうしていたかといいますと、7/5にキタヤフェスティバルをさせて頂いたあの日(前日からずっーと、ただ立っていただけなのでしたが?)以来、今9/10までずっーと右ヒザがズレてしまったような、腫れてまがらないような、ギクッと痛いような・・・・・・。そのうち治るだろうと何もしないで2ヶ月と5日が過ぎて「ハッ」と「あれ?―― どんどん具合悪いなァ」と、両腕で四ツに体重を移さないと立ち上がれなくなってきているということに「さあて――」となりまして、3つのお医者様に「本日の仕事は何よりお医者さん優先」と解決の為の行動を起こしたのであります。
 まず、内科のお医者様にそのことをお伝えして、「減量ですネ」と。
 次に、足が痛そうな方達に信頼の厚いクリニックへ。で、レントゲン。当然のごとく、ヒザにゼリー状を注入。“ウッー”すっごく痛かったッス。でも、何かよい感じに。
 で、その足でヘアカットに立ち寄りました。彼女は、美容院を経営している同級生なのですが、「そりゃいかん」と ある接骨院へいっしょに自転車こいで連れて行かれました。そこの若いやさしい人のよさそうなハンサムな先生が、「下肢静脈溜の疑いがある」「ハルエグレースという妹さんに会いに出かける?って。じゃー海外で何かあってはいけないので、急いで調べておきましょう」となり、「江戸川区と板橋区、近くではこの2ヶ所しか足の血管系の専門医はないので」とご紹介下さり、又、また、タクシー飛ばしました。 

 本当に下肢静脈溜専門の大きな病院でした。スコープで両足を調べていただきました。
 (…で、思い出しました!。工場の食堂をして下さっている方のご主人がこの下肢静脈溜と診断され、入院され亡くなってしまった事を。昔、20ウンサイと若い頃、右足が倍ほどに急に腫れて、1週間病院に通った事を。)

 スコープ検査の結果、私は幸い「異常なし」ということで終わりましたが、1つ知識が増えました。要するに右足のどこかに血溜があって、大体私の足の血色からみて血管のめぐりが、足首の静脈打ちをみるところ、大変弱いのでおかしいかも知れないという考え方を知ったわけでした。内科だけ心配していた私でしたが、五体健康の必要性・・・だから「減量しないといけない」ことを真摯に理解したのです。
 そうです!体重が重ければ身体が信号を出して、「ダイエット――!」と知らせてくれるんですね。


【血液サラサラ 大葉もち】
 ところで、お彼岸まで目に涼しくて“しっかりあんこ”が、皆様恋しいのでは・・・・・・と。まだ、ちょっと暑くていいカナァと、今日からポリフェノールいっぱいの血液サラサラをつくってくれる大葉(緑の紫蘇っぱ)で、道明寺のお菓子が出ます。この初めて登場の「大葉もち」は、先日四万十の柚子を秋になったら細切りスライスして、香りを頂くお菓子にしようカナァーと...考えついて、とあるお寿司屋さんで四万十の柚子より栃木の「茂手木の柚子」は有名だよと、隣のお客さんが話されたことがきっかけでしたが・・・。「う――ん!」と考えていたわりにポンポーンッと湧いてきます。こんな時は、まずお客様より先に私がニコッとしてしまいます。


【命をかける職人魂に拍手】
 先日、妹のハルエ・グレースが住むロンドンの日本人のお客様用に、麩餅や栗つづらや上生を100kg送りたかったのですが、宅急便ではダメということで困っていました。ところが、1日で着いてしまう貨物航空便の特別なチャンスをつくって下さった方にめぐり逢えて、ハルエも私もロンドンで日本のお菓子を食べたくて困っている方に頻繁に“OK”になることで大変有難く思いまして、お礼をしなければとお寿司屋さんにお誘いする事に・・・。
それで、「寿司食べる時は、高いから覚悟してきてくれ!」どと冗談とばす『すご〜い!寿司屋』がありまして、私も「覚悟して」、でも感謝の気持ちからご紹介したのでした。
 なぜ、こんなことを書くかと申しますと、ホント皆様のお家でもお友達とでも、すご〜くうれしくて覚悟してもよいセレブな日(記念日)には、皆様にもおすすめしたいので、この素晴らしいお寿司屋のご夫婦をご紹介します。(私は覚悟があまり出来なくて年に1度しかいけません。トホホ・・・)
       

 浅学非才な私が、この寿司屋さんを通して知ったのですが、寿司には「つくり込んだ寿司」(これって江戸時代風みたいなのです)、これは“より”“最も”新鮮な魚じゃないと、仕込めないそうです。何か江戸時代のお殿様の前でお出しするような煮たり、蒸したり、酢づけしたりして「新鮮なのに生のままはあまり出さない」というふうな雅な寿司・・・というものがあるそうですが...。ここのご主人のは、「まっこと!江戸前寿司」。何が!特徴というと、養殖のは一切なし。ご自身も冷や汗かいて(毎日、清水の舞台から飛び降りる心境で一番のを目利きして買う)、1本釣りの魚しか仕入れない。私はこの職人魂に拍手なんです。
 今日は、銚子の浜のを直送で・・・、この日ズラーッと。幸神(こうじ)めぬけ、黒むつ、赤むつ(のど黒)、ふっこ。
 ズラーッと甘鯛、方々(ほうぼう)。その他は、大トロ、ウニ、ご存知のものズラーッ。
 ご主人は、「景気悪いのに全部いい魚なんで買っちゃった―」。
 (きっと普段すごーくうるさいこといっているオヤジさんとして、漁師さんがいいのあったヨーとなれば・・・全部買ってあげたくなるんですね。)
 「今日は、スターが勢揃い、居すぎ(多すぎ)ダヨナァ―。クシュン」
 「お客さんこないと、これ全部パーッ」
 「お母さん(奥さんのこと)、心中しようかっ?」って、いつもすごい命かけている。
 「いや―ッ、お金なくて来れなかったのョ―」と私。
 「いや―ッ、覚悟ってのは気軽に来てくれ」っていう意味、イミって笑ってらっしゃいましたが・・・。
 こういう本物の寿司屋さんは、いつまでも頑張っていて頂きたいものです。
        
 というわけで、お忍びで「エラーィ人」がこっそり1人で満腹にして帰られるというお寿司屋さんですが、宣伝一切なしなのでセレブな日にと思われる方、お教えしますネ。私は、このご主人の生きていく姿勢に惚れ惚れしているのですネ。因みに、私のゲストもやはりご満悦でした...。
              


【日本人の感性】
 ところで、日本人ってつくづく感性豊かだと思いませんか。工夫して工夫して、唯一ひとつしかないものに創り出す能力・・・中小企業のITや機械開発考案。フランス料理を日本風フランス料理として、フランスのシェフが見習うほどにしてしまう感性。京都の平安時代あたりから、血が受け継がれて繊細さでしょうか? 中国の方も手先は器用ですが、色彩の傾向が違いますね。今銀座では、世界のブランドがラッシュ、六本木ヒルズも丸ビルも「なんだ――!!??」と、ガックリくるほど世界ブランドに席巻されています。かえって外国の方が日本をみるのも、もっとその日本らしさを理解しているかも知れないですね。ところが、その日本の内面的美しさ・繊細さは、何か深く入っていくと、その奥の奥の方で日本人の感性が輝いているのかもしれないと、最近国際的に認められる音楽家やタケシの中にも、デザイナー・スポーツでも日本らしさを認めさせている方々の進出は楽しみですね。
 私もケーキ専門店ハルエグレースのおいしいネタ探しに、日本人の手にかかると「おもしろい和風インターナショナル」が「生まれないかなァ」を求めて、妹ハルエと一緒にコートダジュール、ニース、カンヌ、アビニヨン、プロヴァンスを歩いてきます。どんなお菓子が生まれるか、楽しみにしていて下さいね。
  

               

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≪まちやギャラリー≫

 絵手紙クラブ  梅沢 千恵子
 短かった夏も終わり初秋の空もさわやかとなりました。皆様はどんな秋を楽しまれますか。スポーツ、読書、旅行、映画、食欲等など。秋の味覚さんまは、大漁で安価だそうです。おいしい食材が食卓に上り、実りの秋を実感。幸福になりますね。
 秋風に誘われてぶらり町散策もいかがでしょうか。足立、荒川、落ち着いた秋の雰囲気を楽しむ所、沢山ありますね。千住の土手にはコスモスが満開。風に吹かれるコスモスを見ると癒されます。
 又、まちやギャラリーでは、月2回展示作品が変わり、ギャラリーファンも増え毎日にぎわっています。
 私共の絵手紙クラブも季節感ある絵ハガキを販売しています。秋のお便り等にぜひご利用下さい。皆様が秋空のように爽やかにすごせますように・・・。

平成15年9月20日号
元気で生きる田口 恵美子より

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