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平成23年7月(文月)のおついたち―『星合ひや 影どる水に 人の老い 』

毎月1日とその前日限り、店頭にて販売

お互いに年をとったねぇ、ばあさんや。水が映し出すのは、変わらぬ星の世界ばかりではない。

ぬけるような青空。陽射しが強くなって草原の緑がグンと逞しくなりました。夏のあいだに刈り取った青草は、冬の家畜の健康の源です。
太陽の恵みをいちだんと実感する季節。夏野菜の歯切れのいい音が汗ばんだ体を爽やかにしてくれます。
旧暦七月は秋の季。夜の空の濃紺が深く澄みはじめる頃、年に一度、織姫の許へ彦星が天の川を渡ってくる七月七日。七夕盛んなりし江戸の頃、家々は星の逢瀬を祝って縁側にお供え飾りを並べ、一家で星空を眺めて願い事をしました。傍には大きな水盤を置く。織姫と彦星の出会いを水に映そうという、平安時代からの風習です。たなばたとは「棚機(たなばた)つ女(め)」のこと。夜を日に継いで機を織る女は「待つ女」の象徴でした。その夜、鵲(かささぎ)が並んで橋を作るという同情的な説話は、機を織る織女のイメージにも重なるのでしょう。その夜、水に映る星に願いをかける乞巧奠(きこうでん)のならわしは、細工ものなどの「手」を大切にする女の星まつりでもあります。
今月のおついたちは、涼しげな器を使ってみたくてそのクリスタルな世界に銀河系を表してみました。
白と抹茶の二色のあわゆきもちは、たっぷりと金時豆をつかって織姫の織る布を。
錦玉を流した「天の川」そこからこぼれおちた星のかけらたちも琥珀羹でかわいらしく。
毎年恒例の「ほおずき市」と、今年は残念ながら中止になってしまいました「朝顔市」は夏の風物詩。
冷たくしてお楽しみください。
今年も猛暑となる予想。皆さま無理のない節電でご自愛なさってくださいね。
元気で生きる 主人 田口 恵美子

月に一度、お抹茶を愉しんで頂いているお茶会ですが、しばらく町屋店2階のギャラリースペースでの開催をお休みさせて頂き、7月はパサージオ西新井で行いますので、お楽しみに!

元気で生きる 主人 田口 恵美子
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