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平成23年8月(葉月)のおついたち―『なつさかり、川の香りに涼をもとめて』

毎月1日とその前日限り、店頭にて販売
もう八月、今年も暑うなりましたが、皆さんの努力のおかげで停電もおきなさそうですね。
グリーンカーテンやすだれなどの日除け、打ち水も功を奏しているようです。
さて、京都で夏の風物詩と呼ばれるのが鴨川のすぐそばを流れる禊川(みそぎがわ)の上に組み上げられた木組みの床「鴨川納涼床」。暑い京都の夏を、鴨川のせせらぎと涼風でやわらげる江戸時代から続く京都の文化です。
また、鴨川の源流、貴船の川床はまさに京にして涼。よしず越しに吹いてくる谷あいからの風、清冽な瀬音、手が切れそうな流水、目に鮮やかな青楓、それに、鮎の塩焼、氷鉢に盛られた御造りといった川床料理。床のすぐ下を流れる清流に足を浸しながら、温度だけではく、まさに五感で涼を楽しむことができます。鮎は、夏の頃若魚の灰緑色だった体色が、成熟すると秋にむけて「さびあゆ」と呼ばれる橙と黒の独特の婚姻色へ変化していくそうです。今の時期の鮎は成長して脂が乗っていて、若鮎のころとはまた違った濃厚な風味があるといわれます。
今月のおついたちは夏のせせらぎをテーマにおつくりしてみました。
成熟して「さびいろ」に変化した「鮎」を求肥を挟んだ調布菓子で、鮎の風味の源である川底の藻の色まで見える澄みきった清流の流れを抹茶と鶯豆の羊羹を挟んだ蒸しものでおつくりしてみました。
夏休みに朝顔の観察日記をつけている孫を見ていたら加えたくなったので、雪平製の「朝顔」もごいっしょに。
冷茶をお伴に、一服の清涼を御楽しみいただければうれしゅうございます。
八月二日は二の丑です。「う」のつくもので精をつけて暑い夏を乗り切りましょう!
元気で生きる 主人 田口 恵美子
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