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平成27年2月(如月)のおついたち 「 梅が香に 追ひもどさるる 寒さかな 」

毎月1日とその前日限り、店頭にて販売

「梅が香に 追ひもどさるる 寒さかな」 松尾芭蕉

 如月は「衣更着(きぬさらぎ)」「生更木(きさらぎ)」とも呼ばれ、春になり新しい衣に替える(衣更)、草木の芽吹く(更生)ことを意味します。梅の花が咲く時期なので「梅見月(うめみづき)」とも呼ばれます。

 二月の行事といえば節分。新しい春が始まる立春の前日で、季節の分かれ目は気が不安定で鬼に狙われやすいと考えられていました。そこで一年の無事を願って鬼を退治します。「鬼の目突き」と呼ばれる柊の枝に臭いの強い鰯の頭を刺して魔除けとし、神さまの恵みの五穀のひとつ大豆(魔滅(まめ))で鬼を追い払います。明けて立春の日には飾っていた鬼のお面と柊を、お多福と椿に替えます。これで、節分飾りは立春飾りになります。鬼は福に変わり、柊は椿に変わるというわけです。節分をして鬼を追い払い、家族の無病息災を祈りましょう!

立春とはいえ、まだまだ寒さの厳しい季節に、なによりも早く花をつけ始めるのが梅。花になごりの雪をのせる姿や、春を待ちわびていた野鳥を枝にいざなう姿には、春爛漫のころに咲く桜とは違う、早春に咲く花ならではの凛とした美しさがあります。また、花期が長いことも梅の魅力のひとつですね。「梅が香(うめがか)」、「難波津(なにはづ)」、「此の花(このはな)」、「霜紅梅(しもこうばい)」(」)、「未開紅(みかいこう)」、「寒紅梅(かんこうばい)」。梅に名づけられた風雅で情趣的な名前からも、花はもちろん、「梅」の咲く春を心待ちにしていた人々の気持ちが伝わります。 個々の梅をくらべてみれば梅見がまたいっそう楽しいことでしょう。

ということで、如月の「おついたち」のお菓子は、新年初めの「おついたち」ですので、初釜でいただく「常盤(ときわ)饅頭」と「葩餅(はなびらもち)」をお入れしました。残雪の中に凜と花開く「寒紅梅」に、「節分の鬼」と「立春のお福さん」。春への期待を込めた春待ち菓子。美しいお菓子たちをどうぞお楽しみください。

元気で生きる 主人 田口 恵美子
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