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平成27年10月(神無月)のおついたち 「 勾玉に 穴一つあり 神無月 」

毎月1日とその前日限り、店頭にて販売

「勾玉に 穴一つあり 神無月」田部黙蛙

   10月は陰暦十月のことで、「かみなづき」「かみなしづき」ともいい、神の無い月という発想がおもしろく、また初冬の気配も、神の留守というのにいかにもふさわしく想像がふくらむ神無月です。 また10月は時雨月ともいわれて  ~さんさ時雨か萱野の雨か 音もせで来て降りかかる~  宮城県の祝言歌「さんさ…」は時雨の音とも袖に降りかかる雨の音ともいわれます。  袖を濡らすのはうれし涙静かな喜びがしみじみと心に染みとおっていく、東北地方に伝わる祝言歌「さんさしぐれ」が歌い継がれる安寧の時を願ってやみません。 日本の繊細な季節感は春夏秋冬の四季の美しさに分かれ一日一日を味わいながら…なれば、あの記録的な熱帯夜が続いた今夏の日々も順を追っての過ぎ去りし日々となる筈でしたが、残暑を感じないまま温帯低気圧がもたらす湿った空気がぶつかり大きな積乱雲群を発生、まさかの地獄絵さながらの悲しい堤防決壊となりました。 それでも美しい自然に囲まれた日本ですから自然と共に時間を紡いでゆくなか、米、麦、粟、黍、豆の五穀はもとより胡麻、胡桃、栗などの種子、干果物、野菜、野草、海草というように山の幸、海の幸を授けられそのすべてが、和菓子の原料となりそれは自然食品でまことにヘルシーな食べ物であり禅宗の食事法がベースとなり、風土と材料を生かし工夫した精進料理や薬膳料理と相通ずるものが和菓子であり自然のいとなみと恵みに感謝して食することは健康を保つ効果もあることでしょう。  今月の「おついたち」は、深まりゆく秋の気配を和菓子でおつくりしました。 した「稲穂に雁」。夕焼けに羽ばたく赤とんぼの姿を練り切り製で「夕やけ小やけ」。徐々に染まり始める紅葉を練り切り製茶巾絞りで「初もみじ」としました。「山栗」は栗あんに黒糖羊羹をまとわせ、濃厚な栗の風味を愉しんでいただけることでしょう。  今月もどうぞお元気でお過ごしください。

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