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平成28年5月(皐月)のおついたち 「霞立つ長き春日を子どもらと手まりつきつつこの日暮らしつ」

毎月1日とその前日限り、店頭にて販売

「霞立つ長き春日を子どもらと手まりつきつつこの日暮らしつ」良寛

   陰暦五月の異名、人も植物も快さを味わう文字通り新しい新緑の季節を迎えました。 今月は端午の節句からはじまります。 端午の『端』は一番初めの意味。五月の一番初めの午の日が端午です。ところが奇数の五の重なり日は『重五(ちょうご)』といって縁起が良いとされ、端午の節句は次第に五月五日に定着していきました。 端午の節句では、菖蒲と粽で邪気払いをします。菖蒲にはフラボノイド、アミノ酸が含まれ、リラクゼーション効果があります。料理の飾りとして菖蒲をあしらうことにより、その香りの効果が食事を楽しくしてくれることでしょう。 粽には最近は殺菌効果のある笹の葉が使われますが、もとは竜の嫌う楝樹(れんじゅ)や茅(ちがや)の葉でもち米を巻き、邪気をはらう五色の糸で縛ったそうです。米にも餅にも霊力が宿り、さらに茅にも呪力があると考えられていたようです。 中国の五行説では、 青-木-春 ・ 赤-火-夏 ・ 黄-土-人 ・ 白-金-秋 ・ 黒-水-冬(紫で表される) と森羅万象を五つにまとめています。鯉幟の五色の吹き流し、七夕の五色の短冊など節句の行事には五色が使われています。 そうしてみると世は森羅万象の中で理にかなった定義があるように思えます。子どもの頃からそれを見た、聞いた、触れたということが感性を磨く体験として大事であると思います。 芸術、音楽等々…直接役に立たないように思えることが人間の成長の過程で大きな栄養となるような気がします。 皐月の「おついたち」は、端午の節句の「鯉幟(こいのぼり)」を雪平で、「粽(ちまき)」は外郎製、「五色の吹き流し」を羊羹で。幼子が追いかける「手毬(てまり)」は細工を凝らした練り切り製で、武勇を表す尚武(しょうぶ)に掛けた「菖蒲」の花は絞り暈しの練り切り製でおつくりしました。 喜田家の「おついたち」の中で表現される季節の移ろい、色彩、技巧を凝らした創作和菓子からも独創性やパッション(情熱)を感じていただけたら幸いでございます。

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