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平成28年8月(葉月)のおついたち 「滝の音は 絶えて久しくなりぬれど名こそ流れて なお聞こえけれ」

毎月1日とその前日限り、店頭にて販売

「滝の音は 絶えて久しくなりぬれど名こそ流れて なお聞こえけれ」大納言公任

   「葉月」夏の日8月を迎えました。 『晩夏』小暑(7月7日ごろ)から立秋の前日(8月7日ごろ)までを言いますが 「夏深し」と同じ頃合いを指していて、バンカという響きにはなにかキリッとした潔さがあるように思えます。しかし辺りにはなお衰えない暑さや日差しがあります。 「三夏(さんか)」という言葉は夏全体にわたる表現ですが、夏の一日にも、灼けつくような日差しのことも、日の出から始まって朝日、夕日、日没に至るまでも「夏の日」ともいうようです。 夏の不快感ばかりではなく、夏を彩る浴衣の愉楽を歴史とか由来を頭の片隅に置いてともに楽しみたいものです。  「古典柄の白地と紺地」 白地は日差しが強い日中でも涼しく過ごしたいという思いが込められていて、夕方から夜にかけては紺地の浴衣を着ることが多かったと私たちの思い出がよみがえります。これは染料に使う藍に虫を除ける効果があるため、着物よりずっと簡素な浴衣にも日本人の生活の知恵が生きていたからのようです。浴衣は着方に決まった作法のある一般的な着物と違って、融通無碍(ゆうずうむげ)、つまり自由にラクに楽しめるもののため、少し前まで私たちも当たり前に着こなしていましたね。浴衣姿を引き立てる小物といえば日傘。腰の高い位置に帯を締める和服のスタイルが日傘を差して後ろから見たとき、美しくさまになっていたためファッションの一つとして定着したようですね。 今月の「おついたち」は夏真っ盛りをテーマにおつくりしました。 中央には錦玉羮の中を泳ぐ「金魚」、暑い盛りの「ひまわり」を白あんを包んだ練り切り製で、夕涼みの「団扇」は白あんを包んだ雪平に羊羹でおつくりしました。「盆迎え」の鬼灯はこし餡を包んだ練り切り製。「大文字焼」の送り火は羊羹に大文字をいれました。いろとりどりの夏をお楽しみください。  夏祭りや花火大会、「粋」と「はんなり」をミックスして さあ、格別のゆかた美人で参りましょうか...

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