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平成29年7月(文月)のおついたち 「朝顔に釣瓶とられてもらい水」

毎月1日とその前日限り、店頭にて販売

「朝顔に釣瓶とられてもらい水」 『加賀千代女』

   7月に入りました。陰暦では文月とも称して秋季に分類しますが中旬以後に梅雨が明け高温多湿の厳しい暑さが続きます。真夏日・熱帯夜、それに近頃では熱中症も加わり不快指数の高い日夜が続くこともあります。 〔夏の暁〕〔夏の朝〕〔夏の夕〕〔夏の宵〕〔夏の夜〕となんとも風情のある言葉に暑さもまた良しといきたいところですが...そんな悠長な話にはなかなかなれませんね。   それでも移ろいゆくものに思いを託す日本人の美意識は草花の向き合い方にも端的に現れるようです。着物の柄、絵画のモチーフにも盛んに使われてきました。   又、春から初夏にかけてほんの一時期、命の光を懸命に灯すように暗闇を舞う蛍の群れ「ホタル狩り」も日本人の美意識を象徴する風習といえるのでしょう。日本のホタルでもっともよく知られている「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」、その名前の由来には諸説ありますが、源氏と平家の合戦からという言い伝えが有名です。源平合戦で勝利したのは源氏だったことから姿も発行量も大きいほうが「ゲンジボタル」と呼ばれているようです。なんだか遠い昔も今も根本的には何も変わっていないようです。 もうひとつ忘れてはならない夏の風物詩が喜田家の定番、オリジナル涼水菓子です。 島根県金城の地下から汲みあげた純天然アルカリイオン水でおつくりしている「金城の水羊羹」は桜葉の爽やかな風味と喉ごしのよさが自慢です。  七月から鮮やかに変身する「杏の水無月」は外郎に甘酸っぱいあんずを合わせて、六月の小豆の水無月とはまたちがった風味を楽しめます。  毎年定番の棹の「本生水羊羹」はさらりとした甘さで、人数に合わせて切り分けられるのでご進物にもご家庭の常備用にも人気です。    そして今年新発売の「江戸わらび」は黒胡麻の香ばしさと弾力のあるもっちりとしたわらび餅です。お日持ちも長く、ご進物にもお勧めです。  今月のおついたちは、夏本番、爽やかな夏の風情を盛り込みました。 牽牛花とも呼ばれる「あさがお」は白あんを包んだ練きり製、朝顔の蔓のからんだ「井戸辺」は白あんを包んだ雪平で、夏休みといえば、の「向日葵」はこしあんを包んだ練りきり製でおつくりしています。夏の朝の清々しさを表現した「夏暁(なつあけ)」は錦玉羮にあわゆき羮をあわせて、儚い蛍を追いかける「夏の宵」は練りきり製でおつくりしました。  夏の夜空に無数の星を散りばめて大河のように横たわる天の川に願いを込めて、少しばかりロマンチックに上等の冷茶と本格的な水菓子でしばしの贅をごゆるりとお楽しみくださいませ。  元気で生きる 主人 田口 恵美子

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