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平成29年12月(師走)のおついたち 「いくたびも 雪の深さを 尋ねけり」

毎月1日とその前日限り、店頭にて販売

「いくたびも 雪の深さを 尋ねけり」 『正岡 子規』

   とうとう十二月です。一年の最後の月であり、歳末の慌ただしさに町の喧騒も極まります。  冬至を過ぎ、クリスマスも過ぎて学校が冬休みに入る頃には、いよいよ暮れも押しつまって各家庭では大掃除や正月の準備に一段と忙しくなります。  山野は蕭条たる冬景色を整えてゆき、寒さはいよいよ厳しくなります。  生活様式の変化で古典時代と現代では「冬の夜」の感じ方も過ごし方も大きく変わってきています。  文面の俳句も冬のしじまの中で響くものであれば幸いと思います。  そこで、日本の四季を切り取る十七文字について少し勉強してみました。世界で一番短い詩が俳句であるといわれています。 俳句はもともと和歌における上の句と下の句を別々の人が読む「短連歌」という形式から派生し、江戸時代には「俳諧の連歌」(五・七・五の発句、七・七の連句)を専業とする松尾芭蕉などの俳諧師があらわれ、明治期になって、正岡子規、高浜虚子らが発句である五・七・五のみを文学として独立させ「俳句」を確立させたのだそうです。 その俳句がいよいよ世界無形文化遺産として申請に動き出しました。 是非とも日本の俳句という文化を世界に認めてもらいたいものです。  今月のおついたちは、師走の風物を盛り込んでみました。  楽しみなクリスマスの「ポインセチア」は練りきり製で、「ホワイトクリスマス」のツリーは羊羹にきんとんでデコレーションしました。近づいてくる大晦日の「除夜の鐘」は羊羹でおつくりしました。 冬至の「柚子湯」は柚子あんを包んだお饅頭。「冬至かぼちゃ」は、種を白胡麻で表現し、南瓜あんを包んみました。ぜひ一度切って中身をごらんになってみてください。  静寂の中に除夜の鐘が鳴り渡るのももうすぐです。    「ゴーン...」という厳かな響きと余韻、大晦日の除夜の鐘は日本だけの風習だそうです。多くの寺院が108回のうち107回を旧年のうちに、最後の1回を新年に打つといいます。新年の始まりの合図でもあるのですね。  来年も健やかで輝ける一年でありますように。  元気で生きる 主人 田口 恵美子

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